51-100     151-200

101-110

不幸せの象徴にした彼もまた人間だったんだ
いっそ思い切り振り回されれば彼女をも振り回すことができるだろう?
君じゃない君を望む僕は君のことを好きではないのかな
想像上の雪の上に在る温かさはやっぱり想像のなか
寂しいなんて呟くくらいなら
調子の良いことを言う彼を私たちは
ここは快楽主義者を楽しませる世界
(それは必ずしも、全ての世界ではないようだった。)
彼女の楽しみのために生きているわけではないのだが
非難を込め、耳触りの良い≠ニ表現するそれを誰よりも僕たちが

111-120

世界は面白いことばかりだろうとあの人は言ったけれど
君のせいじゃないという言葉が刺さる
同意を求めることはないあの人がかなしい
瞳にうつっただけ好意を勝ち取れるシステムだったならば
足りなかったのは嫉妬だけだ
夏に触れ合う理由なんて、
君を泣かせられれば、君をほんとうに笑わせることだって
あたしが思うようなあたしではなかった
たかがと思えないから私は礼儀知らずになるの
君は本当は欲張りなんだろう?

121-130

本物は本物と結ばれ、にせものはにせものと一緒に本物をつくりだした
確かに過去形で口にするほうが楽でしょう(君は生きているくせに!)
物分りの悪い女をわたしに求めないで
対等でありたくないから戦っているに決まっているだろう
オレの前では駄目なお前でいて欲しかった
甘い関係ならばキスも甘いということはないのだよ!
つらいつらいと君は嗤う
僕の暴力はただの構ってちゃんだよ?
君の目に星を見たから僕は思わず願い事を三回、
悪いけどあの人のお菓子の方が美味しそうよ、でもわたし本当は太りたくないの

131-140

マニキュアが剥がれることは無い
立ち上がることができない私を捨てるのなら私を立ち上がらせないで
勝手に好きでいること≠望むってすごく勝手だね?
受け入れてくれるだけでいいと言われましても(ごめんね、返したい)
あなたといると僕でなくなる如何すれば良い
穏やかな恋と烈しい恋ふたつ(そこに両想いは成立するのであろうか)
なぜあなたは嫌いな私を好いてしまうの
愛ならば幸せだっただろうか
あまいものをつ、と。
難解な言葉を理解できる頭はないけれどあなたはそれを使うしかないのだと知っている

141-150

こんな時がくるのならあの時あの言葉を使うべきでは無かった
screaming baby
足りていなくても私達は言葉しか持たないじゃない?
君はどうすればないてくれるの
衝動的に綴ろうとした其れは声には出せないくせに
特別であることと異端であることは彼にとってどのように違っただろう
深淵ならば近づくな、飲み込まれそうで怖いのだ
君をなくしても僕は僕だったよ(生死は扠置き)
心が液体でなければよかったのだろう
胸が痛むという慣用句、比喩でないことはとうの昔に知っていた